評議&評議
12月21日(火)
評議2日目。この日は午前10時から午後4時まで、丸1日かけて評議を行いました。
お昼は説明不要の農林水産省。今日は何を食べようかなと、ウキウキで料理を物色。
ストレスで食欲のリミッターが外れたわたしは「チーズINメンチカツ」と「鯨の竜田揚げ」の2皿を頼むという暴食ぶりを発揮します。
鯨の竜田揚げは「獣臭い肉!」という味。クセのある肉の味が口いっぱいに広がって、ご飯が進みます。味が濃いのでお酒のつまみにもいいかも。
チーズINメンチカツはジューシーなおいしさで、鯨肉のお供にぴったりです。
この日もペロリと完食。こんなに食べ過ぎて大丈夫かなと、あとで体重を計ってみたら5キロも増えていました。
昼休憩が終わると評議の再開。白熱した、しかしお互いを尊重し合うような議論を行うことができました。
誰かがしゃべっているのを遮るとか、他人の意見を頭ごなしに否定するとか、そういうことをする人は誰もいなかった。これは実に見事だと思います。
最初、わたしは「年齢も性別も違う男女が集まって、意見がまとまるだろうか?」と不安でした。
特に「性」についての話はみんなオープンにしないため、人それぞれの常識ができやすい。
それでも意見は徐々に煮詰まっていて、一つの形になりそうな予感がありました。
また、量刑を決めることの難しさですが、そこはC裁判官女史がサポートしてくれました。
事前に「強制性交罪を4件犯した場合はこのぐらいです」と量刑データを示してくれるので、ある程度イメージがつくのです。
こうして6時間に及ぶ評議は終了。
明日はいよいよ最終評議。わたしたちが被告人にどんな刑を下すのか、審判を下す時が来たのです。
長かった「元ホスト連続婦女暴行事件」の公判も、残るは「最終評議」と「判決日」の2つだけ。農林水産省でランチを取れるのも、もうあと少しか……
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